僕から幼馴染のAちゃんと、その子の夢を奪ったマルチ商法が許せない。
僕にはAちゃんという幼馴染の友だちがいた。
わざわざ"いた"と過去形にしたには理由がある。
もう友だちではなくなったからだ。
これはこれから僕がこういったマルチのゴリゴリ紹介に会わないための備忘録として書き留めておく。
Aちゃん
幼かった頃はそれなりに仲良く遊んでいたのだが、僕が遠くに引っ越してからは関わりがぱったり無くなった。
Aちゃんはのほほんとした性格で、ECサイトとかそういう意識高いことにはさらさら興味が無いような子だった。
あれから約10年、突然連絡がめちゃめちゃ来るようになった。
僕は自分で団体を起こして割と大きい規模感で活動してたり等、facebookとかでは目立つことをしていた。
それがAちゃんの目に止まったらしい。なぜそうなったのかは以下
マルチの内容
Aちゃんが僕に紹介したのは、某ECサイトのマルチ商法。
クソださくて重いHPはまだ残っていた。被害が増えないために消えないかな。
ちなみにエゴサすればドス黒い情報がわんさか出る。やばe
紹介すればするだけ自分と紹介者に利益が入ってく系のネズミ講で、インフルエンサー的たいそうな肩書きを持っていた。それに見合ってるかどうかは知らん
マルチの誘い文句
Aちゃんから十数年ぶりに連絡来たと思ったら、某ECサイトを大きくする仕事を始めたこと、「一緒に仕事ができたら最高だと思った!」という事実上つばを付けられた連絡だった。
もうここで無視しても良かったんだけど、幼馴染の友だちとして、僕には「改心してほしい」という気持ちがあった。
なので僕は、話を十分に聞いた上でボッコボコに論破してやろうと決心した。(性格悪い)
突然の連絡に「ふーん、そうなんだ。いいね」と返信したらすぐ、「私があなたを幸せにしたい!」と、これが恋なら確実に実ってるであろう言葉が返ってきた。
これはアレだ…意識高い系ってヤツだッ!
聞いてみれば
- とにかくすごい!
- 一度話を聞いてみて
- ワクワクするし、とにかく楽しい
…等々、happyなワードをどちゃくそ送られた。
聞けば聞くほど怪しい
いちおう友だちのよしみで会うくらいはしようと思い、実際に会って話を聞いてみた。
呼び出された場所は駅近のカラオケボックス。ナメとんか
仮に勧誘だとしても、カラオケボックスで落ち合うって…
しかもAちゃんは一番尊敬しているといういかにも意識高い風な新宿系ガールを連れて来た!
いやソロ勧誘じゃ心細いんかい
その女性は元は小学校教員だったが、このマルチに集中するために仕事を辞めたと話していた。
改めて話を聞いても怪しかったし、というか出てくる話から犯罪臭がぷんぷんした。
詳しくは話せないが、やっていることは某大手マルチよりもちゃんと害悪。
その女性はマルチの中でも腕利きの良い方だと聞いていたが、どれだけ聞いても僕にメリットが感じられなかった。
ちなみに、この日の食事代等々は割り勘(白目)
一度話を聞くと「興味あるのかな」と勘違いしちゃうらしい
それからというものの、定期的にAちゃんから連絡が来るようになった。
話を聞けば聞くほど胡散臭いのに、どんな態度を取ろうとも懲りずにLINEしてきやがる。
どうやら僕が一度話を聞いていた時点で仲間意識を持たれていたらしい。
最終的には縁を切ることとなった。
なかなか折れない僕に「(某ECサイトの)ユーザーくらいにはなってくれるよね?w」と、自分の利益欲しさに友だちを売るような発言に我慢しきれなかった。
その某ECサイトのあかんとこをソースを持って説明し、今なら辞めれると諭したが、それが癪に触ったらしく、結局縁を切ることとなった。
幼馴染で、ずっと仲良くしていきたかったけど、こうなってしまっては仕方がなかった。
今となっては余談だが、Aちゃんには声優になるという夢があった。
それを叶えるために専門の学校にまで通っていた。
アルバイト感覚で始めたであろうこのマルチ作業が、将来を挿げ替え、結局は夢であった声優への道を閉ざすこととなった。
僕から幼馴染のAちゃんと、その子の夢を奪ったマルチ商法が許せない。
Aちゃんはこれで良かったのだろうか。意固地になったことを後悔していないだろうか。
そんな心配をしていた自分も、もしかしたら意固地になっていたのかもしれない。
ただ、持論を押し付けたり、取り憑かれたような表情をしていることが個人的に許せなかった。
やましいことじゃなかったら、他人の話もしっかり聞きつつ、もっと堂々と振る舞って欲しかった。
僕が正しいとかAちゃんが正しいとかそんなの正味どっちでもいいんだけど、元凶のこのマルチはまじでクソ。ほかのマルチは知らん
そんなAちゃんとのやり取りは消さずに残している。それが自分やAちゃんの戒めでもあり、これからそういったことに巻き込まれる人を増やさないようにするために、しっかり記録しておこうと思う。