敗北も勝利も大嫌いなんだ
ツイッターのタイムラインにたまたま腕相撲の動画が流れて、そういえば腕相撲とか好きじゃなかったなあってのを思い出した。
小・中学生の男の子は勝負事がとにかく好きで、暇さえあれば力くらべをよくしてたんだと思うけど、僕は極力避けてた。
生まれつき身体が弱いってのもあるけど、なんで勝ったり負けたりして楽しいんだろうってすごく疑問だった。
小学校から始めたテニスも、強くなりたくて続けてなくて、ただ単に面白かったから。
試合よりもただ友だちとラリーしてるほうがずっと楽しかった。
こう平和主義的で、大学で福祉を専攻していると、やっぱそういうの違うよって思う人が居ることはわかってた。
どこの企業か忘れたけど、人事から「競争社会に入るならそういう思想じゃ勝てないよ」って言われたことがある。
差別化計んねえでレッドオーシャンに首突っ込んでる人に言われたくねえわ…って感じたのだけ覚えてる。
まあ優劣つけることが必須だってのは一理ある。
現に今こうして日本社会をdisってる僕は普通の生活すらできていないことが証明してくれている。
とはいえ勝っていく奴だけがオイシイしてるのはなんか腑に落ちない。
たぶん僕はこれからも勝負を避ける人間になってしまうと思うんだけど、もっと個を大事にしていきたい。勝負で満たされる人間にはなりたくない。
まあ全く勝負のない社会はそれはそれでつまんねえんだろうけど、その結果が絶対になってるのが面白くないっていうそれだけ。
今期アニメ『転生したらスライムだった件』のエンディング『Another colony』の一節をタイトルにしてみた。
このアニメもそうなんだけど、圧倒的な力を持ちつつも、それを振りかざすようなことはしないんだよね。
メリットを分かち合おうだとか、共存しようだとか、そういうところがすげえ面白い。
許しあうことの答えになる僕らは負けちゃいけない
って歌詞すげえいい。おわり